車買取業者に買い叩かれやすいランドローバーフリーランダーLN25

創業以来、一貫して四輪駆動車を専門に手がけ続けているブランド「ランドローバー」。「レンジローバー」を頂点に数々の車種を手がけているのですが、そんなランドローバーが1997年から2014年にかけて製造していたのが「フリーランダー」。中でも、今回取り上げる初代・フリーランダー・LN25は1997年から2006年にかけて製造されていました。

そんな初代・フリーランダー、日本に導入されていたモデルはガソリンエンジンの2,500cc、ATモデルのみ。ボディ・サイズも、ランドローバーが手がけている車種の中では最小ということで、実に日本向きと思われていたのです。

しかし、2,000~2,500ccのRVといえば、国産車でも激戦区。日産・エクストレイルなどのクロカン系から、トヨタ・ハリアーなどのラグジュアリー系まで豊富にラインナップされていたこともあり、残念ながらフリーランダーは大ヒットとまでは至りませんでした。

そんな初代・フリーランダー。中古車販売店の店頭では結構なプライスで売られていますが、実はオークション相場的には非常に安く流通しています。少しでも高く売りたいと思うならば、どんなところに気を付ければいいのか? 車買取り業者はどこを見ているのか?それでは、考えていきましょう。

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エンジンランプ点灯、サンルーフ開閉負荷、オルタネーター不良でも、高く買取してくれる業者は必ずあります

フリーランダーの魅力とは本格的な悪路走破性と、ラグジュアリーな質感の両方をそなえているところなのですが、この魅力がなかなか伝わらないのが難点です。ゴリゴリのクロカン派にとっては、ガソリンエンジン+ATという組み合わせは物足りない。ラグジュアリー派にとっては、四駆は燃費が悪いだけ……こんな立ち位置のクルマがフリーランダーなのです。

それだけに、このクルマの真価が理解できる買取業者に買取を依頼しないと、とんでもなく安い値段しかつかないもの。「四駆専門店」やランドローバーの他の車種を取り扱っているような輸入車販売店でもあまり変わりません。

特に製造後10年以上たっているにもかかわらず走行距離も浅く、外装にも目立ったダメージもないようなフリーランダーならば要注意。ショップの選択をせずに適当な買取ショップに持ち込むと「10年落ちのクルマは値段がつかないのです!!」の言葉で、買い叩かれてしまうことでしょう。ですから初代・フリーランダー、それも走行距離が少ない「距離浅」の1台を手放すならば、それを得意としている買取業者に任せましょう。

はい、それはどんな業者かといいますと、

エンジンチェックランプ点灯、サンルーフ開閉不可、オルタネーター不良という、ランドローバーフリーランダーが抱える3大トラブルに理解ある業者です。査定を依頼するときに、「エンジンチェック点灯してます」と伝えて、「あー、その年式のLN25型はたいてい点灯してるんで大丈夫ですよ~」と快く見てくれるところはおススメです。逆に「チェックランプですか、」と露骨に値段が付かないことを強調してくる業者は避けた方が無難でしょう。

 

photo by Land Rover Our Planet

10年落ちならば「査定0円」というケースもありうるけど、中古車相場的には最低10万円以上の値は付くはず

さて、初代・フリーランダーが製造されていたのは10年以上前。普通に使っていたならば、走行距離は10万キロを越えてしまっていることでしょうし、塗装やウレタン部にも劣化が見られたり、いろいろとガタも来ていることでしょう。

しかし、あきらめるのはまだ早いです。例えば輸出に強い買取業者なら余裕で10万円以上の査定をだしてくれるはず。ガソリン+AT仕様しかない、初代・フリーランダー。輸出の仕向地としては、ザンビア、モザンビーク等、海外では根強い人気があります。「ザンビア」ってどこですか?なんて買取業者は、高く売るためには当然避けた方が無難です。

photo by Jesse Nandra

 

 

廃車買取専門店に持ち込むのはまだ早い。できれば出張買取業者へ。

四駆専門店などいくつか当たって「査定0円」などといわれてしまったら、考え方を変えて廃車業者に任せた方がいいかもと考えるのは、ちょっと早計です。最近ではWebで検索をかけると「廃車買取専門店」というショップがヒットするようになったのでついやりがちですが。

基本的に廃車買取はほぼ鉄の相場で価格が決まっています。その他重量税等の還付も含めて、いわゆるモノとしての査定では買取業者と比較しても最安値です。 こちらの査定額を知るために必要なのは車検証を見て相手の質問事項に答えるだけ、メールや電話だけで用がすんでしまいますから非常に楽ですし、パーツ・鉄クズとしての価格や税金、自賠責保険の還付分を支払ってもらうことが期待できますが、その値段でいいんですか?という話です。

まだまだ輸出で人気のフリーランダー、廃車にしてしまうのはちょっと待って下さい。きっとあなたの家族として活躍したランドローバーフリーランダーLN25を探している買取業者があるはずです。例えば輸出を手掛けていたことがある出張買取業者等は結構いい値段で買取りしてくれるところがありますので、じっくり探してみてくださいね。

※ランドローバーに強い買取業者のブログ http://kaitori.happycars.jp/kyounokaitorisya20170330/

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