「半日かけて査定して、がっかりの査定額」。買取り業者に車を売るのはもうコリゴリ。
そんな方も、多いんではないでしょうか?
はい、2時間以上の査定時間短縮と10万円以上の査定額UPを狙うために査定までに準備しておくべき5つの事。
車買取りの査定の現場で査定員が見ているところを、実際の車買取り業者がこっそり教えちゃいます。
「正直なところ、車検証だけ見せていただければ査定はほぼ完了です」
そう語るのは、車買取りベテラン査定員。
磨きに磨いて待ちに待った愛車査定の当日。実際に見ているのは車本体ではなく、車検証だったとは!
今どきの査定は、車検証情報さえあれば、ほぼ確実な査定額を算出できるんです。
これさえ読めば、明日の査定で、愛車の高額査定を引き出せること間違い無し!
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目次
車検証、整備手帳、グローブボックス内チェックで査定は9割終了
実は、実際の車買取り査定では、概ね150万円以下の車の場合、
10分程度で査定額を提示することが可能(査定をするふり、上司に相談するふり、余計な駆け引きなどしなければ)です。
基本的な査定の流れとしては、
車検証に記載されている、型式指定番号・類別区分番号をチェック。そこからグレード判別。
初年度登録、走行距離を確認して、大体同じような条件の中古車のオートオークションの落札相場をチェックします。
車買取り業者はスマホからオークション相場検索アプリによって瞬時に相場を把握します。
この時点で、ほぼ査定は終了。大まかな査定額は査定しにきた人のココロの中にあります。
続いて、グローブボックス内にある残りの書類をチェック。
はい、あるのとないのとでは10万円以上差が出てくるかもしれないものとは?
・新車保証書付きの整備記録簿(メンテナンスノート)これ大事です。
※古い外車なら特にディーラーや指定工場での分解整備記録簿は評価UPポイントです。
新車保証書は期限が切れていようと正規ディーラーで正しく購入されたことを保証してくれるものなので、
保証期限が切れていても最重要書類なのでかならず確認しておいてください。
たまに、個人情報が記載されているのでと、切り取ってしまっている方がいらっしゃいますが、
その場合はかなりの確率で相場を下回る査定になりますのでご注意を。
新車保証書は出生記録、整備記録簿はカルテみたいなものなので、
査定員はまずこれをチェックしています。
その他納税証明書やリサイクル券等、車買取り手続きでは必要と言われていますが、
もし無くしている場合でも査定額に影響はありませんのでご安心ください。
買取業者は、良い、普通、良くない、事故車(修復歴車)の4グレードで査定額を算出
正直な所、車買取りの査定は、車の検査が目的ではありません。
車買取業者としては、オートオークション相場と照らし合わせて、
どういう状態であれば、どういう査定額が付くかが判断できればOKなわけです。
なので細かい傷がいくつあるかとかは、割とどうでも良いことだったりします。
なんでかといいますと、
大抵のオートオークション会場は、評価点というカタチで出品された車を評価します。
例えばこんな感じです。
例えば買取り価格50万円~100万円前後の車の場合。
評価点 | おおまかな評価 | おおまかな落札価格 |
---|---|---|
4.5点 | 良い | 100万円 |
4点 | 普通 | 90万円 |
3.5点 | 良くない | 80万円 |
R点 | 事故車(修復歴車) | 50万円 |
実車査定で見るところは、R点、事故車ではないかどうか。
まずいちばんこれが重要となりますので、ほぼその確定に時間を使います。
ボンネットを開けたり、下回りを覗き込んだりしているのは主にこの作業をしています。
ボンネットを開けない場合は、外回りの状態から事故車の可能性無しと判断しているか、
事故車であっても相場に影響しない車輌(輸出向け車輌に多いです、このお話はまた別途)の場合ですので、
決して手を抜いているわけではないのでご安心ください。
また、買取店にもよりますが、腕がいい人の方が比較的査定時間は早いです。
査定に自身があるから査定時間も早い。だからこそ思い切った高額査定を提示できる。
これは間違いのない事実です。
はい、そのような感じで、事故車でないことが判断できると、
良い、普通、良くないの4.5~3.5点で20万円の幅の中での査定となります。
3.5点の良くない、は、見た目でも判断できるくらい良くない車のことです。
これはほぼ一瞬で判断できます。
ということは、実際に査定してみて事故車でなく、そこそこきれいな場合は、
4点か4.5点かの査定評価ということになります。
その差、約10万円。
オークション会場の評価基準ではかなり詳細な基準がありますが、
案外4.5点だと思っても4点だったり、4点だと思っても4.5点だったり、
会場によってぜんぜん違う評価点が付いたりと曖昧な部分でもあります。
はい、そこで愛車を高く査定させるために、是非やっておくべきことは、
ズバリ、洗車です。
本当?と思うかもしれませんが、査定員の心象によってかなり変わってきますので、
是非ピカピカに磨き上げて査定に出してみて下さい。
それで10万円査定が上がればかなりお得ですよね。
査定額を上げるために絶対にやってはいけない事
■自分でやる補修
バンパーやボディについて引っかき傷や、擦り傷。大きな凹み傷でなければ、そのままにしておいて下さい。
タッチアップペンで補修されていると、それだけで減額査定となります。
というのも少々の引っかき傷や、擦り傷であれば、プロによる磨きでほとんど見えなくすることが可能です。
もちろん板金も必要ありません。
ですが、それを市販のタッチアップペン等で補修されていると、板金するしか手がありません。
タッチアップペンで補修されているくらいなら、うっすら錆が浮いているくらいの方がまだマシなんです。
■ナビ、オーディオを外す
実売価格で4、5万円程度のナビやオーディオであれば、そのままにしておいた方が良いでしょう。
ばらしてネットで売っても、1、2万円。
また、新たに購入する車に取り付けるとしても、工賃や手間、配線の再購入を考えると、決して得策ではありませんよね。
ちなみにナビ、オーディオを外された車は、
オートオークションでは“オーディオレス”と記載され、10万円以上相場が下回ることもあります。
当然、買取業者は、オーディオレス車に高い査定を付けることはありません。
書類のチェック・洗車・荷物を降ろしておく、印鑑証明書を用意!これだけで査定アップが期待!
はい、査定額UPに向けてやっておくことのまとめです。
・新車保証書付きの整備記録簿(メンテナンスノート)のチェック
・洗車
・荷台の荷物を降ろしておくこと、車内をカラにしておくこと
・印鑑証明を用意(地域によっては2通)しておくこと
荷台の荷物を降ろしておくことは実車査定の際、後部の修復歴を判断するのに検査員が助かります。
実際に荷物があるためチェック出来ない場合は、思い切った査定額を提示できません。
車買取りの査定員に思い切った強気の高額査定を出させるには、隅々まで確認させることがポイントです。
また、印鑑証明についてですが、これは「このまま持って帰っていいよ」、または「置いていっていいよ」という、
高額査定してくれたら“今日売りますよ”という意思表示です。
もちろん荷物をカラにしておくのもこの為です。
査定員にとって一番うれしいことは、その場で、今日、今、買取りすることです。
「今、売ります」
こう言えることが、一番高い査定を引き出すポイントです。
あとは自信をもって査定してくれる査定員と出会えることが重要ですね。これは運によるところが大きいですが(笑)
はい、以上の情報をもとに、是非、明日の査定で、愛車の高額査定を引き出してくださいね。
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