最近、犬を助手席や後部座席に乗せている車をよく見かけます。
2015年に行われた調査によると、日本国内の犬猫の飼育頭数が約2,000万匹だったのに対し、15歳未満の子供の数は約1,600万人でした。
ペットの数が子供の数を上回ったのです。
ペットは飼い主にとって大事な家族の一員です。
家族のイベント行事、例えば旅行やキャンプなどにペットを連れていくケースも多くなります。
しかし、ペットを乗せる頻度の高い車を売りたい時には査定価格が下がってしまわないか、心配になりますよね。
今回は、ペット、タバコ、食べ物の臭いなどが車売却時の査定に及ぼす影響について考えてみましょう。
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目次
ペットを乗せた車は査定額に響く?
家族皆でお出かけする時、行き先の環境や受け入れ先、目的地までのルートの状況が許せば、ペットも連れていきたいのが家族皆の願い。
猫はお家でお留守番することをさほど嫌がりませんが、犬は、大好きな飼い主さんと一緒にお出かけするのが大好き。
自分だけ置いていかれると孤独感に陥り、長期のお留守番だと、脱毛になったり、餌を食べないなど病気になったりもします。
一緒に行くのが徒歩の散歩なら問題ないのですが、犬や猫を車に乗せて移動するとなると、普段は楽しいドライブも、ある日突然それがネックになることがあります。
それが、これからお話する車の売却時です。
車を売ろうという時に、ペットの毛や臭いが車内に残っていた場合、査定はどうなるのでしょうか?
飼い主は日頃一緒に接しているため、臭いが気にならないかもしれませんが、犬嫌いの人にしてみたら臭いはマイナス要因です。
中古車の査定基準となる日本自動車査定協会(JAAI)では、減点を以下のように定めています。
|ペットの毛の付着 40点
|毛と臭いの両方の付着 80点
1点が1,000円なので、最大80,000円のマイナス査定を受けてしまいます。
ペットを乗せる車内は、日頃からこまめに掃除しておくのがベストですが、売却に際してできるだけ評価を上げられるように、それぞれの項目ごとに車のケアを心掛けましょう。
・ペットの臭い
車内の天井、カーペット、座席にペット専用の消臭スプレーを吹き付ける。
または、重曹を水に溶かしたもので拭き掃除をする。ここで大事なのは、一般的に売られている香り付きの消臭スプレーではなく、ペット専用の無臭のスプレーを使う事です。他人の車に乗った時、車用芳香剤の匂いで気分が悪くなることもありませんか?
匂いが混じり合って、乗った人が車酔いを起こすかもしれません。
車についているエアコンは、車の中と外の空気を循環させるため、臭いが付きやすくなっています。エアコンを自分で掃除するなら、カー用品店に売っている消臭スプレーを使いましょう。
ただ、長年使ったエアコンだと掃除しても匂いが消えないので、その場合はフィルターの交換をしましょう。フィルターはカー用品店で、2,000円くらいで売られています。
・ペットの毛
抜け毛は、小型掃除機やコロコロクリーナーなどで取り除きましょう。
ペットは車に乗せる前にブラッシングをしておくと抜け毛を少なくすることもできます。
日頃からケージに入れるようにしつけておき、ケージごとハッチバックに乗せられるようにしておく。
ハッチバックならシート部分よりも臭いが付着しにくく、ペットが車内を動きまわることもでき ません。
ゆえに、抜け毛の掃除も楽になります。
・ペットのおもらしや唾液
日頃しつけていても、犬や猫はいつもと違った環境の場所でおもらしをしてしまうことがあります。
これは、自分がいるテリトリーを示すマーキング行動です。
また大型の外国産犬には、常によだれを垂らしている犬種があります。
犬の汚れは一度ついてしまうと水拭きしたくらいでは落ちません。
犬や猫がいる下におしっこシートやタオルを敷いて汚れの付着を防ぎましょう。
JAAIでの原則はありますが、実際のところ、ペットの臭いや毛、排泄物のシミが車に残っていたら査定はどうなるのでしょうか?
大手、中堅買取業者さんでは、JAAIの基準に従っているところが多いようです。
一方、地方の買取業者では、大手の業者の買取価格に対抗するべく、ペットの臭いは見逃しているところも中にはあるようです。
そうしたケースでは車を買い取った後に地方業者の方で処理をする場合もあります。
ペット事情以外に車買取時に注意するべきこと
車を売却する場合に注意することは、前述したペットの毛や臭いだけではありません。
長年乗っていると自分でも気付かない箇所がネックとなることがあります。
日頃から自分でこまめに掃除をしていても取り切れない下記のような車内の汚れは、査定をしてもらう前にプロの業者にクリーニングを依頼するのも一案です。
・土や埃が付着している荷物をたびたび乗せている
・釣り道具を車に乗せたままにしている
・食べこぼしや飲みこぼしがシミになっている
・肉や魚のドリップがシートにこぼれた
・自分で気づかない体臭
・エアコン使用後、残った水分にカビが繁殖して臭いがする
プロのクリーニングは3万円前後かかりますが、車の査定の金額と照らし合わせて検討してみてはいかがでしょうか?
タバコや食べ物の匂い
タバコを吸ったり、飲食したりすると車内にその匂いが充満します。
窓を開ければいいのですが、冬場で寒かったり、外は雨が降っていたりすると窓開けに躊躇します。
走行中に、対角線上の窓を5センチくらい開ける(運転席と助手席の後ろの席、或いは助手席と運転席の後ろ)ことで、臭いを効率よく飛ばすことができます。
自分が喫煙者であっても、タバコの臭いがする車は嫌だという人もいます。
灰皿にたまったタバコの吸い殻をこまめに捨てる事もタバコの臭いを付着するのを防ぎます。
ちなみに、タバコの臭いがシートにしみついていると、5万円ほどの減額になるケースが多いようです。
同様に、食べ物や飲み物の残りも早く捨てて臭いの元を断ちましょう。
食べ物の臭いは比較的早く飛びますが、密室でのタバコの臭いはシートにしみついてしまいます。
車内で吸う時は、エアコンを外気導入で作動させましょう。
或いは、車専用の空気清浄機などを使うのも手です。
車を売却する時、キレイに洗車して外側に注意する人は多いのですが、社内の汚れや臭いは二の次になりがちです。
少しでも高く買い取ってほしいのは人の常。
買取業者にマイナス点を指摘される箇所が少ないほど車の価値は上がります。
事前に予想がつくマイナス点を洗い出し、査定項目に引っかからないようにしましょう。
外装のキズや汚れ
ここまでは、車内の注意ポイントについてお話してきましたが、外装のキズや汚れが査定に及ぼす影響を考えてみましょう。
長年あちこちへ行くのに使った車であれば、キズや汚れがあるのが当然です。
車のキズと一口に言っても査定に影響するものとしないものがあります。
査定に影響しないキズ
・3センチ以下のキズ
・普通に運転していてついてしまうキズ
・擦り傷
・飛び石を受けた跡
査定に影響するキズ
・錆になるような、或いは錆びてしまっているキズ
・表面だけでない深いキズ
・へこみがたくさんあること
などなど、日頃運転していればこうした多少のトラブルは避けられませんね。
キズの程度にもよりますが、小さいキズであれば修理業者に頼まず自分で修理することも一つの方法です。
今、DIYでキズの修理をする人はたくさんいます。
カー用品店に行くと補修グッズがずらり。
キズの深さや状態によってどの品を選べばいいか、どんな方法があるのかが異なってきます。
パテ、コンパウンド、タッチアップペンなどキズの程度に応じて使い分けます。
店員さんのアドバイスも受けながら、自分でトライしてみましょう。
また、自分では対応できないようなキズや汚れは修理業者に修理を依頼するか、もしくは、そのままの状態で売りに出すか考える必要があります。
車の査定に際しては、「板金修理をしたとはいえ事故車は事故車」と言われます。
板金修理とは、車のボディ、バンパー、ドア、ボンネット、フレームなどを業者の手によって修理をしたもの言います。
板金修理には、様々な種類があり、キズの再塗装をすればいいもの、ドアやバンパーを交換するもの、内装を取り外して修理をするもの等々です。
車の売却に際して、板金修理を施した箇所があると査定額はどうなるのでしょうか?
板金修理の形跡があると、程度の差こそあれ査定額は減額されます。
実際の減額額は、
カード~A4の半分程度=15,000~30,000円、A4サイズ以上=40,000円~80,000円、ドア、ボンネット等の交換=70,000円~150,000円。
この金額を見ると、修理をしないで乗り換えた方がお得な場合もあることがわかります。
車の売却に際しては、査定を受けて見積りを取りますが、修理代金が査定金額のマイナス額を上回る場合もありますので、今の車の状態や売る時期も考慮に入れ売却に臨む事が大切です。
部品や付属品の欠品を確認する
車を査定してもらう際、走行距離、年式、車の状態だけでなく、部品や付属品が揃っているのかもチェック項目に入ります。
純正パーツから社外オプションに交換する時の注意点は、純正パーツを捨てずに保存しておくことです。
査定に際しては、社外パーツを付けたままだと価値が下がる場合がありますので、必ず純正パーツに戻しておくようにしましょう。
残った社外オプションはあまり評価されませんので、手入れをよくして、オークション等で売買する人が多いようです。
純正オプションと同様に評価されるのが、安全装備です。最近の装備は、カメラやレーダーを駆使するものが多く、ここにきて需要が増えています。
その他、ナビゲーションシステム、革張りのシート、サンルーフ等も査定アップアイテムです。
車の取り扱い説明書や整備手帳、スペアキーなどもプラスの要因になります。
購入後、自分の好みでカスタマイズした部品、部分については、極力オリジナルの状態に戻しておくことが肝要です。
車を高く売るためにやるべきこと
車を高く売るにはどの様な努力ができるでしょうか。
・クリーニングを行う
プロの業者に頼めば、お金がかかってしまいますが、自分で出来るケアもあります。極力綺麗で匂いのない状態に保ちましょう。
・車を売る時期を考える
車を乗り換えたいのなら3月が特にお勧めです。3月は就職や人事異動などの時期なので、環境の変化に合わせて車が必要になる人が多いからです。また、3月は買取側からすると、決算期を向かえる社が多く、売上をあげたいがために、中古車を高く査定し、新車への乗り換えを促すからです。
・走行距離が5万㎞を超える前に売る
車の走行距離については、5万㎞を超えると買取金額が下がるケースがおおいため、高額査定を受けたいのであれば、この数字に達する前に車を売りましょう。
・モデルチェンジの前に売る
売ろうとしている車の次期型が出ると、査定が下がります。モデルチェンジの情報を耳にしたらすぐに行動を起こしましょう。メジャーな日本車は、数年に一度フルモデルチェンジ、1~2年に一度マイナーチェンジが行われるので、この周期も頭に入れておきましょう。
中古車買取店ならハッピーカーズにお任せ!
ここまで、主に車売却時のペットとタバコ、食べ物の臭いの問題について取り上げてきました。
では、いざ査定を受けるとなるとどこに依頼していいのか、迷いますよね。
そこでお勧めしたいのが湘南で創業したハッピーカーズです。
実際、スタッフが査定に来てくれるのはもちろんですが、メールや電話でも査定額を出してくれると実際の利用者から好評です。
ハッピーカーズでは、買取条件が悪いと思われるような車でも、諦めずに買い取る可能性を探してくれます。
ハッピーカーズでは廃車や解体は最後の手段だと考えているからです。
ハッピーカーズでは、出張型の洗車業を受け付けており、顧客の駐車場で洗車を行ってくれるという点です。
「電気自動車の普及で洗車してくれるガソリンスタンドが近隣になくなってしまった」、「忙しくて洗車ができない」といった顧客の要望を採り入れて実施している業務です。
洗車についてもプロの技術で行うので、次に乗り換える車のカーケア方法についてアドバイスを受けることができます。
まとめ
長年ペットを含めた家族の思い出を作ってくれた愛車、それを手放すなら、安心して任せられる買取業者にお願いしたいもの。
キズがあったり、臭いがしたりは当然です。
それをひっくるめて適正な価格を出してくれる買取業者を探しましょう。
何社かに見積りを取ってみてもいいし、Webで情報を集めてみましょう。
査定でマイナスになるポイント、売る時期、書類上の処理、アフターケアなどを総合的に考えて納得できる買取業者にお願いしましょう。
人と人との取り引きなので、担当社のお人柄やコミュニケーションのしやすさも大事ですよね。
今回、ペット、タバコ、食べ物の臭いについて書いてみて車の日頃のケアがいかに大事かわかりました。
日頃のケアと査定時の情報収集が車を良い条件で売るポイントとなることを意識して愛車とペットと共に過ごしましょう!
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