ハイエースワゴン100系、この車は1989年から2004年までマイナーチェンジを繰り返しながら15年間販売されたロングライフモデルです。
後継として200系が現在では売り出されていますが、中古車市場では未だに100系の人気が高く、買取価格も高額です。他車種なら廃車になってしまうような、古い年式、長い走行距離にも関わらず、多くの需要があるのです。
それは何故か?ここでは、その理由を探ってみたいと思います。
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目次
相場高騰中のハイエースワゴン100系の人気とは
トヨタのハイエースは1967年に誕生。そのネーミングは、小型トラック「トヨエース」よりもHighレベルな車という意味でハイエースと名付けられました。高度経済成長期の波に乗り、2012年までの累計生産台数は600万台以上で、世界130か国で販売されています。
初代H10系から始まり、2代目20系~40系、3代目50系を経て、1989年に4代目として登場したのがH100系です。
ハイエースは、特に海外での人気が高く、盗難や密輸出の対象となっているほどです。プリウスと並び、ハイエースは自動車盗難に遭う確率が高く、それだけ海外での需要があることがわかります。
現行モデルは2004年に発売された200系となっているものの、国内の中古車市場では100系の人気は依然高いままです。何故、旧モデルの100系に人気が集まるのか、その理由を調べてみましょう。
ハイエースワゴン100系の機能
ハイエースワゴン100系は後継の200系に移り変わるまでの15年間にマイナーチェンジを繰り返し、機能を向上させていきました。
200系になる直前の、100系の機能をご紹介しましょう。
- 新規制をクリアした新開発の2Lエンジン
- 電動スライドドア
- パワーイージーアクセスシステム
(運転席シートベルトの脱着により、運転席を自動的にシートスライドし、快適に乗り降りできる機能) - スーパースライドシート
(助手席をスライドして後部座席へのアクセスを容易にする機能) - イージークローザー
(ドアを閉める際、半ドア状態から自動的にドアを自動的にドアを引き込み確実にドアを閉める機構) - 4WDの仕様:フルタイム式
- トランスミッション
(マニュアルトランスミッション、オートマチックトランスミッション) - トリプルムーンルーフ
- 安全装備
(エアバッグやABS=アンチロック・ブレーキ・システムが標準化されています) - 装備での変更
(10スピーカーを持つカーオーディオを装備し、ドアミラーが電動格納化されています)
ハイエースワゴン100系が人気の理由
100系が世に出たのは1989年、世の中はまさにバブル期でした。それを印象づけるかのように、100系はワゴンとは思えない高級感があり、木目調パネルや、ファブリック内張り、オプティトロンメーター、アクセサリーコンセントを採用しています。
100系は15年間販売されました。したがって、中古車の流通量が豊富です。そのいずれもが走行距離が多いのに高価格。理由は、「丈夫で壊れない」からです。エンジンにタイミングチェーンを採用するモデルなので、タイミングベルトの交換が不要です。走行距離に関係なく、頑丈な造りとなっています。
1999年以降のモデルには、2列目キャプテンシートのモデルも登場。実用重視の3人乗りモデルから幅広い用途に対応できるのも人気の理由です。
気になる高騰中の相場は?
ハイエースワゴン100の査定価格は、オートマチック車とマニュアル車とで差があり、オートマチック車の方が、査定価格が低くなる傾向にあります。ハイエース100系は販売期間が長かったため、様々なモデルがあります。
2WDか4WDか、排気量、年式、グレード、走行距離、シフト、エンジンの状態、内外装の状態などにより相場価格は大きく幅がありますが、その目安は以下の通りです。
- 新車価格: 246~417万円
- 中古車価格: 15~345万円前後
- 買取価格: 20~ 60万円前後
実際ついた査定額もご参考までに下記に列挙します。
型式 | 年式 | 走行距離 | 査定額 |
スーパーカスタム | 1998年 | 14.9万キロ | 30万円 |
グランドキャビンG-e | 2002年 | 14.8万キロ | 58万円 |
デラックスロング | 1999年 | 6.0万キロ | 67万円 |
デラックスロング | 2003年 | 6.8万キロ | 80万円 |
ハイエースワゴン100系が高騰している理由
ここまで見てきたように、ハイエース100系は、20年前のモデルでも値がつきます。走行距離はあまり関係しません。そこには、先述したように、ハイエースが壊れにくい頑丈な造りである点や収容率が高いという特性を持つ事で、ユーザーが売却した後も新たなステージでの活躍が見込まれているからです。
ハイエースは、中古車輸出業者が買い取り、アジア、アフリカ、南米などの発展途上国へ輸出されます。中古車業者専用オークションでは、1台100万円以上で取引されています。
では、ハイエース100系以外の車はどうなのでしょうか?
ハイエース以外でも日本車はやはり人気があります。その理由は、やはり「丈夫」な事です。同じアジアで造られた車であるため、過酷な環境下でも十分な働きをしてくれます。また、日本では車検制度が厳しいので、それを通ってきた日本車は年代が経っていても性能に問題が少ないのです。
日本車の中でも特にハイエース100系に人気がある理由は、既にかなりの数のハイエース100系が流通しているため、中古パーツの数が多く、自動車修理工もハイエースの修理に慣れているということが挙げられます。
オートマチック車よりマニュアル車の方が高値で売却しやすいのは、受け入れ側の国の事情によります。マニュアル車の方が、燃費効率が良い事や修理が簡単な事から、人気があるのです。オートマチック車だと修理が難しく、部品交換せねばならず修理費が高くなるからです。
ハイエースワゴン100系を売る前に
ハイエースワゴン100系を売ると決めたら、どのような事を準備し、どのような流れで進めればいいのでしょうか?より良い条件で売るための事前準備についてご説明しましょう。
中古車市場や相場を調べておく
中古車市場のサイトで、型式、年式、走行距離などを元に、いくらくらいの値がついているのか予め調べておきましょう。
また、「一括査定サービス」を使い、複数社から価格を出してもらうのも、一つの方法です。一括査定サービスは、家にいながらにして各社から出される価格を比較できるので大変便利なシステムですが、個人情報を入力しなければならず、その上、そのサイトに登録してある会社の数だけ電話がかかってきます。
「かかってくる電話の対応だけで疲れてしまった」という声も聞かれるので、それらのデメリットがあるのを承知した上で利用しましょう。
必要書類等を準備しておく
車の売却には以下の書類が必要です。
- 自動車検査書(現住所が書かれたもの)
- 印鑑登録証明書(1ケ月以内に発行されたもの2通)
- 自賠責保険証明書
- 自動車納税証明書(有効期限内のもの)
- 実印
- 振込口座情報
なお、整備手帳、取り扱い説明書も提出できるように準備しておくとプラス査定になる場合があります。また、書類以外に、スペアキーや、取り外した純正品があればそれも準備しておきましょう。
実際に買取査定をしてみる
では、実際に買取査定をしてみましょう。
車を手放す時は時期も大切です。就職や転勤など人が動くのに車が必要となる、2・3月は車の需要があります。そのため、高く買い取ってもらえる可能性があります。また、車検を迎える前に売るのも一つの考え方です。車検には数万円の費用がかかりますので、売る決心をしたなら車検の前に査定を受けましょう。
査定前には、車の中と外を掃除しましょう。「車を大切にしているのだ」という好印象を相手に与えることができます。小さなキズを見つけたら、自分で修理するのはおすすめできません。素人が下手に手を加えると、査定額に影響する可能性もあります。
価格に関しては、買取会社から提示された価格と、自分の希望価格との折り合いがつけば言う事はないのですが、言われた通りの金額ではなく、こちらの希望金額を相手に伝えましょう。双方が納得した価格で商談成立です。
ハイエースワゴン100系を売るなら
一般的に中古車といえば、10年落ちや走行距離が10万キロに達すると値段がつかないことが多いのですが、ハイエースワゴン100系に関しては、これは当てはまりません。
ハイエースワゴン100系は、中古市場でも特別な車種です。上記で見てきたように、海外からの需要が高いので、高額査定が出やすいのです。買い取りに際しては、輸出を目的としている業者、もしくは、輸出業者にパイプを持っている業者を探す必要があります。
お持ちのハイエースが10年落ち10万キロ超えであったとしても、廃車にして無料引き取りにしてはいけません。海外で圧倒的な人気がある車種のため、多少の故障があっても買取業者が修理してから販売してくれます。日本で中古車の価値を決める時は、走行距離や年式などが査定の際のチェック項目となるのに比べ、ハイエースはその条件が当てはまらない車種です。
車として機能しないのでは話になりませんが、多少のキズ、へこみがあっても、10年物でも、走行距離が10万キロでも必ず買い取りの対象となる車なのです。
即査定のハッピーカーズへ
このように海外で絶大な人気を誇るハイエースワゴン100系を売ろうと思い立ったら、すぐ行動あるのみ。車の売買で重要なのは、人と人との折衝です。コミュニケーションが取りやすい相手となら、思った事が言いやすいですよね。
そこでおすすめなのが、神奈川県に本社を置き、全国展開を目指している「ハッピーカーズ」です。
ハッピーカーズでの実際の査定の手順は以下の通りです。
- 車検証を手元に用意して、ハッピーカーズのフリーダイヤルへ電話をします。
- オペレーターに、必要事項(車種、年式、走行距離、型式等)を伝えます。
- おおまかな査定額が提示されます。
- 詳細な査定額を出すには、実車を見てからになるので、実車を査定する日時を決めます。その際、必要書類についても説明があります。
電話による問い合わせに加え、インターネットでも同様の対応をしています。
約束した日時に、スタッフが実車を査定しに訪問します。点検項目(外装、内装、事故歴)をチェックし、査定表と照らし合わせて、いま出せる最大の買取金額をご提示します。その金額でご納得いただければ契約となります。その間15~45分間です。
ハッピーカーズは、プロのスタッフがテキパキと査定を行い、他社さんで時折聞かれるように、交渉をしつこく粘ったりする事はありません。必要書類が揃っていれば、その場で車の引き取りも可能です。このスピーディーさ。これこそハッピーカーズの得意技です。
実力あるスタッフが対応!
ハッピーカーズが誇るのは、そのスタッフの接客対応です。
電話で応対するオペレーターしかり、実車を査定しに行くスタッフもそうです。
実際に査定を受けたお客様のお声から拾うと、
「必要な書類やその取得方法などとても丁寧に教えて下さり、初めてのことながらとてもスムーズに手続きをすることができました。」
「ハッピーカーズさんの対応がとても丁寧だったので売却することにしました。」
「スムーズでストレスがなかったのでハッピーカーズさんに依頼して良かった」
というように、その対応の良さを評価してくれるお客様が多いのです。また、車の所有者が亡くなられた場合、相続や贈与による所有権の変更が必要になりますが、そうした処理もハッピーカーズでお手伝いします。残債処理についての相談も受けています。
「ハッピーカーズに関わる人すべてをハッピーに」という会社理念を、スタッフが共有しているのです。
~ハイエース高価買取事例~
ハッピーカーズでは、年数15年、走行距離10万キロオーバーの「ハイエースワゴン」を20万円で買い取りました。また、年数8年、走行距離5万キロの「ハイエースワゴン GL」を約200万円で買い取りました。
相場は高値です。例えば2000年式で、
- RZH101G ガソリンスーパーカスタム 10~15万円
- KZH116G ディーゼルグランドキャビン 100万円以上
で取引されています。
古くても、走行距離が長くても、海外で人気があり、丈夫なハイエースワゴン100系。
こんな車種は、他にはないのではないでしょうか。
まとめ
古い年式、長い走行距離にも関わらず、未だ中古車市場で引く手あまたのハイエースワゴン100系。
他の車種ならとっくに廃車になっているところ、なぜこの車だけ人気があるのか、その理由が海外にあるという事がわかりました。
ハイエースワゴン100系の売却を検討している方は、ぜひ「ハッピーカーズ」を利用してみてくださいね。
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